自分のいる並行世界が、どの並行世界かなんて関係ない―― どの世界、どんな世界でも、救いを求めている『誰か』がいるのなら。
贖罪の旅を続けるヒビキが、少し疲れたと呟く己の心から目を逸らしたとき、 その耳には、「物語」の幕を開ける拍手喝采が届く……